1月5日の読売新聞に脳脊髄液減少症に関する
記事が掲載されました!
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脳脊髄液減少症から回復したピアニスト 松下佳代子さん(53)なお、上記の記事は、新聞では
2012年12月29日の2面に掲載されています。
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8年余り、長いトンネルだった。
爆発するような頭痛と耳鳴りが続く。
立てない、文字が読めない、鉛筆も握れない。あまりの苦痛に一時は死も考えた。日々のほとんどを寝て過ごした。
ドイツを拠点に国際的に活躍していたが、1995年、夫のチェロ奏者、トーマス・ベックマンさん(55)とともにベルギーで自動車事故に遭う。車が大破する中、外傷もなく助かったものの、2004年になって急に立ちあがれなくなった。
事故の後遺症で髄液が漏れる「脳脊髄液減少症」という
診断だった。一人で東京へ戻り、何度も治療を受けた。「体は治ろうとしている」という主治医の言葉を信じた。
昨年4月、硬膜の外に酸素を入れる治療法を試すと、スッと頭痛が消えた。8月にはローマ法王に招かれ、夫婦で御前演奏した。今も足は痛く、長くは歩けないが、鍵盤を操る繊細な技術は「以前より高まった」という。
今年は「回復」をテーマに各地でコンサートを開く。病気やけがに苦しむ人々に伝えたい。「どんなにつらくても、必ず希望は見えてきます」と。(大阪本社編集委員 原昌平)
(2013年1月5日 読売新聞)
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『 佳代子 』今日明日と天候不順で辛い思いをされている方も多いと思います。
少しでも早く天気も体調もスッキリしますように。